エンプレスサッチー（1988年生、母スズサッチー）

エンプレスサッチー（1988年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時8歳）と交配したスズサッチーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

7月28日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は416kg。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトロナソングを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4歳（1992年）

4月25日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。