クラウソラス（2016年生、母サクラベル）

クラウソラス（2016年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アイルランド民話に登場する光の剣」。毛色は鹿毛。種牡馬のエーシンフォワード（当時11歳）と交配したサクラベルが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷岡スタット。主な勝ち鞍は2020年の浴衣特別(一般C1七 C2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月8日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月16日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2019年）

1月27日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた6戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、平取町軽種馬生産振興会賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェスナットバレーを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月12日、中2週で迎えた9戦目は、ホクレンの卵「樹のめぐみ」賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、絵本の里けんぶち賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモズヘラクレスを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、様似町幌満峡特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマーガレットリバーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

11月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサルトグリーンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2020年）

4月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた16戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、稲苗月特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミコタマに約18馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

6月8日、中1週で迎えた17戦目は、ヴェルザンディ賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオマイアに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月23日、中5週で迎えた18戦目は、ハイビスカス特別（浦和ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ラウズアップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の浴衣特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は福原杏騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモアリエスに1馬身の差をつけて優勝

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、名水はだの富士見の湯賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラウズアップに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5歳（2021年）

12月24日、約16か月の休養明けで迎えた21戦目は、道の駅いちごの里よしみべにたま賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2022年1月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。