スペクラー（1996年生、母シャンバラ）

Specular

1996.04.29

スペクラー（1996年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリズム（当時9歳）と交配したシャンバラが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

6月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったサンラッキーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月19日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったロイヤルウェルカムに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキャシーズラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

5月6日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。