フクノラヴァル（2019年生、母アルマバテーム）

フクノラヴァル（2019年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+フランスの都市」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したアルマバテームが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。主な勝ち鞍は2023年の秋の空特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤ステーブルによって792万円で落札された。

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月28日、中7週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったディサイドにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したマルカアトラスに半馬身届かず2着となった。

3歳（2022年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月13日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月25日、中6週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の氷ノ山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、ルビー賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月17日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、ユーカリ賞（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

4歳（2023年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（姫路ダート1500m 雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、すながわスイートロード特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、ライラック特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、ネジバナ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、キキョウ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた22戦目は、アンタレス特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、乙女座特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、秋晴特別（浦和ダート2000m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた25戦目は、秋の空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリュウバターに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月22日、中4週で迎えた26戦目は、小春空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた27戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2024年）

1月9日、中2週で迎えた28戦目は、初夢特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた29戦目は、向春特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた30戦目は、季春特別（浦和ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。