レディエマニエル（1984年生、母コスタルグローブ）

レディエマニエル（1984年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時11歳）と交配したコスタルグローブが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地37戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

1月11日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 小雪/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は中竹和也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイナファンキーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は中竹和也騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラボーコールにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月11日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（9戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンマーベラスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったシルバーヤマフにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手（11戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルヨハヤテにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月27日、中3週で迎えた17戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリュウニジンスキーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（12戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は林満明騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（13戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

4歳（1988年）

1月5日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（14戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（15戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアサヒジンデンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下の背振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の勝山城特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は清水英次騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月26日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は中竹和也騎手（16戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（17戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（18戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（19戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手（20戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月3日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手（21戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた33戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイテイホマレを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

8月28日、連闘で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の江差特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた36戦目は、音無秀孝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた37戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大沼ステークス（函館芝2000m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。