アユミチャン（2008年生、母スズカリオン）

アユミチャン（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「歩み＋愛称」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時11歳）と交配したスズカリオンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地19戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月26日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグリーンファイヤーに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4歳（2012年）

2月11日、約8か月半の休養明けで迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた7戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の種市特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードセジールを半馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。