ハギノラインナップ（1990年生、母ハギノクイーン）

ハギノラインナップ（1990年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時11歳）と交配したハギノクイーンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村下明博。戦績は、中央平地21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年のラジオ福島賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のポットルーブルに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた5戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて抜け出し、最後は2着のスナークミラクルに8馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

6月12日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、メイショウマロニエに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のナイキアローを半馬身振り切って3勝目を手にした。

10月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（7戦3勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（8戦3勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、’93ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

4歳（1994年）

1月22日、中6週で迎えた13戦目は、宮水ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（9戦3勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

7月30日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（10戦3勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたファインハッピー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた17戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の志摩特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（13戦3勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた19戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったロングオーカンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（14戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスロクスサノオをクビ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた21戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（15戦4勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。