レイヌドサーブル（2021年生、母レイヌドネージュ）

レイヌドサーブル（2021年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「砂の女王(仏)。母名および父の戦績より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時18歳）と交配したレイヌドネージュが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C16。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月19日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

3歳（2024年）

5月26日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月13日、中6週で迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミヤジブリヤンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコーリンカルベラを半馬身振り切って制した。

10月21日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、レグノに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルマーザアミールに半馬身届かず2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクサンフラッシュを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月24日、中3週で迎えた10戦目は、一般B11（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリルフロストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

1月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマライアガーネットを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、サダルメリク特別（名古屋ダート920m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で大畑雅章騎手（7戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエムティウノに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月26日、連闘で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた15戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、あやちぇまる初競馬記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（10戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウンドジャッカルに4馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のレディス・フォリエージ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（11戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のライフフルスマイルをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。