ロールボヌール（2012年生、母ロスグラシアレス）

ロールボヌール（2012年5月16日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時20歳）と交配したロスグラシアレスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、地方7戦6勝。2015年の岩手ダービーダイヤモンドカップ(地方重賞)に勝利した他、2014年の南部駒賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山下恭茂から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって483万円で落札された。

千葉幸喜厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2014年）

8月31日、デビュー戦は山本聡哉騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグレースドナヒューに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のランデックアロマに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

10月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスペクトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約14馬身の大差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペクトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2015年）

5月16日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦のせんまや気仙沼街道まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/不良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグッドギアーに9馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

6月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の岩手ダービーダイヤモンドカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホクライデンに約10馬身の大差をつけて無傷の6連勝を決めた。

6歳（2018年）

4月23日、約35か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた7戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。