タガノデジタル（2006年生、母タガノシャルマン）

タガノデジタル（2006年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したタガノシャルマンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、地方14戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のキャリーアップ。

経歴

デビュー前

碇清次郎厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2008年）

10月7日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/重）に出走。馬体重は457kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユキノサウスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のペリフェラルポートを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2009年）

3月25日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳F3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイウンエースを豪脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

4月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月16日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のステキナコイビトに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

7月22日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月9日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦の笠形山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたスガノキング決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月12日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（8戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、セフティファンキーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月20日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったタッチミーノットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（11戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のツルマルノホシに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。