アルズ（2009年生、母テンザンストーム）

アルズ（2009年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「杉（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時6歳）と交配したテンザンストームが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の師走特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、杉澤光雄によって1,606.5万円で落札された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

12月17日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

6月16日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

8月12日、中7週で迎えた4戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月16日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、明日から開催!第3回中京競馬（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、トウショウドライヴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月7日、連闘で迎えた9戦目は、家族で楽しめる中京競馬・開催中（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプルメリを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、中0週で迎えた10戦目は、師走特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイセノアラシを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた11戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋LJケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。