ダンツエラン（2022年生、母Mischievous Misty）

ダンツエラン（2022年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+飛躍、飛翔(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時14歳）と交配したMischievous Mistyが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。2024年のファンタジーステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって4,620万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月4日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィルサヴァイブを豪快な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月5日、中8週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るモズナナスターをハナ差だけ差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月8日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（2戦2勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。

3歳（2025年）

3月8日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（3戦2勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（4戦2勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月31日、中6週で迎えた7戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で団野大成騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、G3のしらさぎステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（6戦2勝）。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた10戦目は、G2のMBS賞スワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのまほろばステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。