ケイアイコマンチ（2001年生、母オークアリダー）

ケイアイコマンチ（2001年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋コマンチ族」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時15歳）と交配したオークアリダーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は野々宮牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の一般C3二三。

経歴

デビュー前

当歳のとき、野々宮牧場から「八戸10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

柴崎勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月29日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったローリーポーリーにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月8日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

6月13日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月11日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

9月14日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D1-2（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月21日、中4週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月22日、中4週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4歳（2005年）

6月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のサングレイドに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月9日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2八（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。