ナリタモーガン（2003年生、母ヤマフシンデレラ）

ナリタモーガン（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋学者の名前より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時11歳）と交配したヤマフシンデレラが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地28戦1勝2着1回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

10月15日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

3歳（2006年）

3月25日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のデンコウミサイルを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、エイシンチャンドラにクビ差交わされて2着となった。

9月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

10月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は上野翔騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、6着を確保した。

4歳（2007年）

1月21日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3月4日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた14戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた23戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月27日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた30戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A1二（園田ダート1230m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、地方重賞の兵庫大賞典（園田ダート2400m 雨/良）に出走。鞍上は三野孝徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた33戦目は、リフレッシュパーク市川特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月12日、約5か月の休養明けで迎えた34戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。