エプソムエンペラー（1989年生、母スイートリック）

エプソムエンペラー（1989年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時8歳）と交配したスイートリックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、中央障害8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月11日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月17日、約9か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた4戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4歳（1993年）

2月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた6戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた7戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で星野忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた8戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で星野忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったラベンダーポイントからアタマ差の2着に甘んじた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で星野忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後はスズキングダムと並んで1着同着となった。

5月22日、中2週で迎えた10戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で星野忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリネンリズムからクビ差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で星野忍騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で星野忍騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月12日、中9週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したセンゴクシルバーにアタマ差届かず2着となった。

11月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後はスダフォコンと並んで2着同着となった。

5歳（1994年）

7月31日、約9か月の休養明けで迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月10日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7歳（1996年）

3月3日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。