ウインガルーダ（2007年生、母オフトメロディ）

ウインガルーダ（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋インド神話の神鳥」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時23歳）と交配したオフトメロディが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方20戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月27日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

5月30日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月3日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモーガンルフェイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のアンクルガンバレに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2011年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

7月31日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月19日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月30日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、長崎街道飯塚宿賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のドゥルキスをクビ差振り切って優勝

12月4日、中4週で迎えた16戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のロードフラッシュに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のエスティマーブルに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道牛津宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

1月28日、中2週で迎えた19戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャコープレシャスに1馬身の差をつけて6勝目を収める

2月8日、中1週で迎えた20戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1750m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月3日、中2週で迎えた21戦目は、ブラッドストーン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、エアポートドリームに交わされて2馬身差の2着となった。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、アクアマリン特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた23戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦4勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、リバーインバウンドに半馬身交わされて2着となった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、メイ特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた25戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた26戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したコスモキンプウに半馬身届かず2着に敗北した。

10月26日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、きんもくせい賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦4勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月23日、中2週で迎えた30戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた31戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。