ニホンピロアロア（2004年生、母ニホンピロフラワー）

ニホンピロアロア（2004年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『フランダースの犬』登場人物名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時21歳）と交配したニホンピロフラワーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は大西ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上D6三。

経歴

デビュー前

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月23日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（2007年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月17日、中6週で迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のアガシイを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったワンダーペレアールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D2一（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

4歳（2008年）

1月4日、中3週で迎えた11戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズステージファイナル（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上D2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は西川進也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月3日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5歳（2009年）

1月12日、中3週で迎えた18戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた19戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般Eニ（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた21戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードパティンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた23戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユキノテイオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中1週で迎えた24戦目は、一般E2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパクを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた26戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた27戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般Eヘ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた28戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウォーターフィートに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般E2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた31戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウルトラマシーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月18日、中2週で迎えた32戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた33戦目は、一般E5（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリュウポートを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた34戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベイビーワンカフェを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた35戦目は、理恵結婚してくれ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた36戦目は、一般E3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般E4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアルアンビシャスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中2週で迎えた38戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（10戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた39戦目は、一般E2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。