サハリンベレー（1987年生、母インターブロツサム）

サハリンベレー（1987年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時7歳）と交配したインターブロツサムが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中島俊明。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。1990年の青葉賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

9月10日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のリキサンシルバーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

3歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したタンザーナイトを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキツイーグルをアタマ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

3月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯沢誠治騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた13戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ビッグマウスに交わされて1馬身差の2着となった。

5月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。22頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では脚を伸ばせず21着に終わった。