サクラアカツキ（1984年生、母ミユージツクデユース）

サクラアカツキ（1984年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソロン（当時24歳）と交配したミユージツクデユースが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は1988年の瓢湖特別(400万下)。

経歴

デビュー前

中村貢厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月28日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月3日、中8週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたダイナバトラー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のグレートオリバーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあじさい賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（1988年）

5月29日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた6戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（福島芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下の豊栄特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小島太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上400万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の瓢湖特別（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュネーブシンボリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

9月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の朱鷺ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1989年）

9月9日、約10か月の休養明けで迎えた14戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下の佐倉特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6歳（1990年）

4月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（三条ダート1700m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた17戦目は、高田富男騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた18戦目は、青木智義騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた19戦目は、松原正文騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青木智義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた21戦目は、越後七浦特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木智義騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月4日、中2週で迎えた23戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、新井郷川特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は高田富男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は青木智義騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた28戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青木智義騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1991年）

1月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般B1イ（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。