ヴィクトレス（1993年生、母ダイナエトワール）

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

1月15日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた3戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月30日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月11日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は河北通騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネササメユキをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。