ヤクモオーカン（2003年生、母ヤクモサワヤカ）

ヤクモオーカン（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したヤクモサワヤカが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道二海郡八雲町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、中央障害5戦0勝、地方19戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月25日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったライフゴーズオンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバルバレスコに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

4月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のポンテペルレをクビ差振り切って優勝

6月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月8日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のクロスホーリーに2馬身の差をつけて3勝目を収める

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦2勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

5歳（2008年）

2月17日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

5月18日、中8週で迎えた18戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の六社特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月19日、中8週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月30日、中5週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

9月13日、中1週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中8週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2009年）

1月18日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月31日、中9週で馬体重を前走から25kg絞って迎えた24戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、春霞特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、花衣特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた26戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた27戦目は、緑風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のサルビア特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月13日、中0週で迎えた29戦目は、夏雲特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた31戦目は、戸塚宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた32戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、銀河特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた33戦目は、報知新聞社賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた34戦目は、イーバンク銀行IN川崎賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の深秋特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた36戦目は、師走特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7歳（2010年）

1月14日、中3週で迎えた37戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月27日、中1週で迎えた38戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた41戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、三菱電機オーロラビジョン特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。