キタサンエメラルド（2014年生、母キタサンラブソング）

キタサンエメラルド（2014年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時18歳）と交配したキタサンラブソングが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

村田六郎厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2017年）

7月7日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタマノブレードに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定戦の水仙賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったストラギストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた7戦目は、◎夏希〇一実・祝!社内恋愛成就記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハナミズキ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメロメロパンチに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。