タイキビアンコ（1994年生、母レッドプリティ）

タイキビアンコ（1994年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のダンスオブライフ（当時11歳）と交配したレッドプリティが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）レッドファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額2,800万円（28万×100口）で一口馬主が募集された。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

3月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したエイシンカチータにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、プリティヨカオゴにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったショウフウライトにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中4週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったポットブリリアンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートブライドを鮮やかな末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（1998年）

1月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた14戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。