ゼアズノープレイス（2019年生、母ウィステリアカフナ）

ゼアズノープレイス（2019年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英語のことわざより。厩舎最後の1年、ここに優る場所はない」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアスカクリチャン（当時12歳）と交配したウィステリアカフナが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2022年の一般C25。

経歴

デビュー前

村田一誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

5月15日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

8月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた6戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー51（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、ねこ店長Q太郎誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、いつも身近にお馬さん記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた9戦目は、競馬って素晴らしい!（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、一般C25（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシャークアタックを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、巴川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、堀川特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のムーンスターに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月6日、中1週で迎えた13戦目は、カメヤン誕生日記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2022年9月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5月31日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月28日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた18戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの2023ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山1戦（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（2024年）

1月20日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラスの戸畑特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月17日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2022年9月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。