アグネスジェード（2006年生、母アグネスベローナ）

アグネスジェード（2006年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋翡翠」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したアグネスベローナが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方23戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3歳（2009年）

2月8日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5月2日、中8週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4歳（2010年）

4月1日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイッキトーセンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタツフェニックスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月9日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスカーレットデイバをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月8日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた15戦目は、けいとう賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた16戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月18日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、長崎街道嬉野宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5歳（2011年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、長崎街道矢上宿賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた21戦目は、ペテルギウス賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、レグルス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田順治騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田順治騎手（10戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田順治騎手（11戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田順治騎手（12戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、月田川特選（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。