ニシノアーティスト（2000年生、母ブランドアート）

ニシノアーティスト（2000年2月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時7歳）と交配したブランドアートが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方33戦8勝2着2回。2003年の天の川特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

3歳（2003年）

6月2日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイススパー特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月21日、中2週で迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの天の川特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルクラックスに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2004年）

1月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月7日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

5月1日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウワラックに6馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月3日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るニシノカドモスを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

7月31日、中3週で迎えた12戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフーダニットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウエイフィットに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月28日、中1週で迎えた14戦目は、盛夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケイアイドルフィンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドウラクムスメに7馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月16日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴァルパナイトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月31日、中1週で迎えた17戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のジェニルボーを半馬身振り切って7勝目をマークした。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、晩秋特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた19戦目は、師走特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、クリスマス特設（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のタカラマイニングをクビ差振り切って勝利をモノにする

5歳（2005年）

6月25日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（10戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた24戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、エーデルワイス特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（12戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

10月15日、中4週で迎えた26戦目は、寒露特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（13戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた27戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた28戦目は、晩秋特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、師走特別（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

6歳（2006年）

1月4日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた31戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下條知之騎手（3戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた33戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特設（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安東章騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた35戦目は、三連勝開始記念春興特設（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた36戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた38戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（14戦5勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。