ジーエムバロン（1987年生、母オツトベニチカユー）

ジーエムバロン（1987年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のハタサカエオー（当時14歳）と交配したオツトベニチカユーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は徳重推幸。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月15日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

8月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、センノエルガにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月20日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインターホットを半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月1日、中5週で迎えた4戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岸滋彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で岸滋彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で岸滋彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岸滋彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。