キャピタルゲイン（2000年生、母サンデイリッチ）

キャピタルゲイン（2000年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「売買差益」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時13歳）と交配したサンデイリッチが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、中央障害19戦2勝。2007年の福島ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月8日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月4日、中4週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったメイショウラピートにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたテイエムオゴジョ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたリンドパス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2004年）

5月9日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

8月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオースミダイヤに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月28日、連闘で迎えた15戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月27日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2005年）

1月15日、中6週で迎えた17戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月22日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6歳（2006年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた25戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月4日、中8週で迎えた28戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた29戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた30戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた31戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。11着に終わった。

7歳（2007年）

1月8日、中1週で迎えた32戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた34戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に牝馬ながら61.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のアインオーセンに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。