プリンセスアリー（2021年生、母ホワイトフローラ）

プリンセスアリー（2021年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したホワイトフローラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。2024年の桜花賞(牝)に勝利した他、2024年の東京プリンセス賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、埼玉県馬主会ライフエンタープライズによって1,320万円で落札された。

岡田一男厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2023年）

10月16日、デビュー戦は七夕裕次騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は429kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヒテンを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月21日、中4週で迎えた2戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のツキシロに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の浦和ジュニアチャンピオン（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったライゾマティクスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2024年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦のURAWAなでしこオープン（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒテンに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月21日、中5週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの桜花賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のパペッティアに1馬身の差をつけて優勝

4月25日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。