ナムラチャーチル（2005年生、母サンピエトラ）

ナムラチャーチル（2005年6月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したサンピエトラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のセプテンバーフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、いとう牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

6月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイキヴァルトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーキャンドルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月13日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月3日、中6週で迎えた7戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月13日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。