ビッグボーンリタ（2020年生、母トロンボーン）

ビッグボーンリタ（2020年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+母名より+スペインの人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグアーサー（当時9歳）と交配したトロンボーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2023年の名古屋チャレンジカップピーチ賞。

経歴

デビュー前

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月18日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4月22日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月14日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキャビネットバトルをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

7月23日、中5週で迎えた6戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

9月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマルプリに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月17日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4歳（2024年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（7戦2勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で永島まなみ騎手（8戦2勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7月7日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（9戦2勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は勢いを失って17着に終わった。