アーコレード（2021年生、母エルラディユー）

アーコレード（2021年1月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい花を咲かせる二季咲きのサクラの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時10歳）と交配したエルラディユーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2025年の一般C19。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月17日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中山（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

3歳（2024年）

2月10日、中7週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

5月11日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、長浜鴻緒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

8月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

4歳（2025年）

2月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスカイレイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンゼンワカミヤに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた7戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C19（名古屋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したホウショウリナにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月21日、中3週で迎えた9戦目は、一般C14（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンカグヤヒメに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月18日、中1週で迎えた11戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のメディアプンタに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月16日、中7週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月18日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

2024年8月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月15日、中3週で迎えた14戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。