ワンウェイチケット（2000年生、母スリーチケット）

ワンウェイチケット（2000年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「片道切符」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時17歳）と交配したスリーチケットが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、地方35戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の2歳。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2002年）

11月8日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったラビットポーズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のタヤスカムを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月4日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4歳（2004年）

5月12日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた8戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた9戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月27日、中5週で迎えた11戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C3四ア（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったレジェンドアミーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったトラックサンディに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中6週で迎えた18戦目は、一般C3三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2005年）

1月19日、中2週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスピリットアンバーに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

2月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキングガルフを半馬身振り切って優勝

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた31戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた32戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のフィジーボーイに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月26日、中2週で迎えた33戦目は、亀有特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2006年）

2月3日、中5週で迎えた34戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた35戦目は、一般C3四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。