エースハート（2007年生、母ワカオーカン）

エースハート（2007年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「エースの心」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時14歳）と交配したワカオーカンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2-2。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月10日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5月15日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、山茶花特別（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4歳（2011年）

5月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー競走（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月12日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったスティッチに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた9戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた10戦目は、色取月特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、アドマイヤオーラ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、浜頓別町クッチャロ湖白鳥初飛来特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-2（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-1（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウサンデーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ディセンバー特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、ジャニュアリー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、クロッカス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川慎将騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、アメジスト特選（佐賀ダート1750m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川慎将騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

3月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ブラッドストーン特選（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石川慎将騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた21戦目は、アクアマリン特選（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川慎将騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4月15日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、ダイヤモンド特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川慎将騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた23戦目は、メイ特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石川慎将騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川慎将騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。