グロリーレイ（2000年生、母マキハタグロリー）

グロリーレイ（2000年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「栄光の詩（大喜びの鳥のさえずり）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したマキハタグロリーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

14歳のとき、槇本牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、高藤茂によって38.88万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,260万円（6.3万×200口）で一口馬主が募集された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったオースミハルカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマイジョーカーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったイシノヒメボタルに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2003年）

4月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイシンゴユウザンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

4歳（2004年）

8月1日、約14か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた10戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

10月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ジュレップに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2005年）

2月12日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたトーセンエール決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセイレーンズソングにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた20戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月4日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6歳（2006年）

1月21日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高井彰大騎手（4戦0勝）。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月11日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた25戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。