フレーバー（2014年生、母コスモミール）

フレーバー（2014年1月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「香り」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したコスモミールが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,300万円（13万×100口）で一口馬主が募集された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月10日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のステフィンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3歳（2017年）

3月4日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月13日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。