カシノベガスター（2004年生、母タガノチャッター）

カシノベガスター（2004年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋星」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したタガノチャッターが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）前川ファーム。戦績は、中央平地22戦0勝、地方12戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2-9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって577.5万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた3戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3歳（2007年）

1月16日、中4週で迎えた8戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月21日、約6か月の休養明けで迎えた9戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

10月20日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリバートーマスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキュートザベストを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウエスタンビオラに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月23日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2008年）

6月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンビーナリタにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウライノマイを上がり0位の末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したショワサージュを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた24戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた29戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

2月14日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

7月12日、約4か月半の休養明けで迎えた32戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた33戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。