フィオリート（2010年生、母オーブリエチア）

フィオリート（2010年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「花盛りの（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したオーブリエチアが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿倉牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、松田整二によって840万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月24日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアンジュディアブルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトウカイビジョンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

6月23日、中2週で迎えた4戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

9月3日、中9週で迎えた5戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

5歳（2015年）

3月29日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月2日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。