スマートスパイス（2004年生、母カルミナブラーナ）

スマートスパイス（2004年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スパイス。スパイスのようにきりりとした馬」。毛色は鹿毛。種牡馬のタバスコキャット（当時13歳）と交配したカルミナブラーナが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、荻伏三好ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって840万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2007年）

2月16日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は432kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイシンコンコルドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクールロマンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のグロバルタイガを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳戦のツインサンド特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2008年）

7月4日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C2 13（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で半澤慶実騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。