スーパーバンタム（2019年生、母アポロレレ）

スーパーバンタム（2019年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアポロソニック（当時9歳）と交配したアポロレレが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者はホースガーデンしらおい。2022年の西日本ダービー(地方重賞)に勝利した他、2022年の石川ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白瀬盛雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって132万円で落札された。

鈴木正也厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2021年）

6月29日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパードリーム（金沢ダート900m 雨/重）に出走。馬体重は466kg。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月24日、中7週で迎えた2戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ルスキーユに交わされて2馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の翠ヶ池特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマナフェアリーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のくろゆり賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、スターフジサンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月1日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のトパーズ賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターフジサンに6馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月16日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた8戦目は、2歳戦のあての木賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサムライバカンスに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3歳（2022年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦のアリッサム特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスターフジサンに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のハナカイドウ特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（8戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストラテゴスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月1日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のノトキリシマ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（9戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサブノユウゼンに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（10戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタイルユアセルフに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月21日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（11戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスターフジサンに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

8月14日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で青柳正義騎手（12戦8勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターフジサンに6馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

9月15日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で青柳正義騎手（13戦9勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフィールマイラヴをクビ差だけ差し切って貫禄の8連勝を決めた。

11月1日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で青柳正義騎手（14戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、ネットで買うなら楽天競馬特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で青柳正義騎手（15戦10勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のハイパーステージをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。