ニーチェ（2011年生、母ネヴァカグラ）

ニーチェ（2011年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したネヴァカグラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C2 11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、石川秀守によって262.5万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月26日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

3歳（2014年）

2月9日、中6週で迎えた4戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に終わった。

5月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。14着に敗れた。

8月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた9戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたく&あやかさん結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた10戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホールドアウトに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2 11（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた12戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2 17（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた13戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月2日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C2 17（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は服部大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月23日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。