プリンセススキー（1985年生、母ギフトプリンセス）

プリンセススキー（1985年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時11歳）と交配したギフトプリンセスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地13戦2勝。1987年のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

9月12日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 雨/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた3戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホマレファイヤーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスルーオベストを鮮烈な末脚で3/4馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（1988年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（1989年）

9月24日、約21か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

12月3日、中6週で迎えた8戦目は、D.ウォルシュ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた10戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（1990年）

1月27日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の神鍋特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月4日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。