モガミドリーム（1983年生、母エクスプロリア）

モガミドリーム（1983年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時16歳）と交配したエクスプロリアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、中央平地23戦6勝。主な勝ち鞍は1988年の府中特別(1400万下)。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

7月12日、デビュー戦は4歳未勝利（札幌ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は522kg。鞍上は小島太騎手。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

7月20日、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネニナールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手にした。

8月17日、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月7日、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月13日、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月11日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月9日、4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンマミーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を決めた。

11月29日、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は森安輝正騎手。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

1月24日、5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

2月7日、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は小島太騎手。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

3月1日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は天間昭一騎手。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月14日、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は森安輝正騎手。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

6月27日、牝馬限定の4歳以上400万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノスバルを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

7月19日、牝馬限定の4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月26日、4歳以上900万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5歳（1988年）

2月28日、牝馬限定の5歳以上900万下の調布特別（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は森安輝正騎手。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月12日、5歳以上900万下の昭島特別（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月9日、5歳以上900万下の春霞特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は柴田政人騎手。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジェントリーを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利を収めた。

5月7日、5歳以上900万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトムマックに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月21日、5歳以上1400万下の府中特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアドータを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにした。

10月16日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。