ビクトリーメイク（1996年生、母ビューティーメイク）

ビクトリーメイク（1996年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時8歳）と交配したビューティーメイクが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

坪正直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

3月28日、デビュー戦は山田和広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月12日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田和広騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロンシャンエースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田和広騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンブーテルオーに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2000年）

9月9日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田和広騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマテリアルワールドに6馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

10月1日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田和広騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の逢坂山特別（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山田和広騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田和広騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたトーホウダイオー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月3日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春待月ステークス（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田和広騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田和広騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。