ハッピームード（2003年生、母ハピネスイン）

ハッピームード（2003年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸せな気分」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したハピネスインが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

14歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、谷口祐人によって108万円で落札された。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月19日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2006年）

1月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたヨイチトレジャー決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったホウショウリヴに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルダイノウカイを圧倒的な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

4歳（2007年）

1月20日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（10戦1勝）。17頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

4月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（11戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のメイショウヨウザンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（13戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（14戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月22日、中7週で迎えた19戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた20戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5歳（2008年）

3月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレンデフルールを豪快な末脚で半馬身差し切って休養明け初戦を制した。

4月5日、中4週で迎えた22戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月31日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中克典騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月9日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（4戦1勝）。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中克典騎手（5戦1勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた27戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6歳（2009年）

1月11日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中克典騎手（6戦1勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた30戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月15日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。