ウルトラビューティ（1997年生、母ポットフレンディ）

ウルトラビューティ（1997年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したポットフレンディが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ポット牧場。戦績は、中央平地22戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝2500m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西原玲奈騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ゼンノスウィングに交わされて1馬身半差の1着待望の初白星を挙げた。

4歳（2001年）

9月23日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西原玲奈騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

5歳（2002年）

1月6日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西原玲奈騎手（7戦1勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月30日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤリッチをアタマ差振り切って久々に美酒を浴びた。

5月12日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた21戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月27日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。