サダムヴィーナス（2002年生、母イブキバイチャンス）

サダムヴィーナス（2002年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美と愛の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したイブキバイチャンスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般D4-3。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3歳（2005年）

4月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

5月19日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般D4-5（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月20日、連闘で迎えた7戦目は、一般D4-5（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた8戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったボールドシーザーから1馬身差の2着に敗北した。

8月3日、連闘で迎えた9戦目は、一般D4-4（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般D4-4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた11戦目は、一般D4-5（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月31日、連闘で迎えた12戦目は、一般D4-5（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた13戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般D4-3（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のラドラントレースに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般D4-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3-2（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月23日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアドマイヤタイガー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた22戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセルリアンクラウスをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

5月2日、中1週で迎えた26戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C17（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイガに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノスズランに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

7月13日、中2週で迎えた30戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモエレブラッキーに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

8月11日、中1週で迎えた32戦目は、アトラスオオカブト特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた33戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスリーインディを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の一般C5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた35戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。