トーセンママレード（2007年生、母シルクファビュラス）

トーセンママレード（2007年2月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋柑橘類を加工してつくるジャム」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時7歳）と交配したシルクファビュラスが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、オリエント牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって420万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月20日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったレインボーハートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出し、3着に入った。

12月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

7月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた15戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。