パルテノン（2012年生、母レディパステル）

パルテノン（2012年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「パルテノン神殿」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したレディパステルが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

6歳のとき、ケイアイファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ムラカミファームによって2,160万円で落札された。

ロードサラブレッドオーナーズにて総額3,150万円（6.3万×500口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

7月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったチャーミングポッケにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中2週で迎えた7戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンマーゼリンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2016年）

2月3日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したフロリアードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。