エレメンタリー（2011年生、母ダイワオンディーヌ）

エレメンタリー（2011年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「自然力に」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時10歳）と交配したダイワオンディーヌが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方35戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はシゲルオウミと並んで9着同着となった。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5月24日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月16日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月25日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のジャパンヴィーナスに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹田知宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で笹田知宏騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2015年）

1月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹田知宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

1月28日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で笹田知宏騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹田知宏騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で笹田知宏騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で笹田知宏騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジロマリシテンに5馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で笹田知宏騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で笹田知宏騎手（11戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で笹田知宏騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で笹田知宏騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で笹田知宏騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で笹田知宏騎手（15戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2016年）

2月2日、約5か月半の休み明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で笹田知宏騎手（16戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサニーロブロイに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

2月25日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で笹田知宏騎手（17戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で笹田知宏騎手（18戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で笹田知宏騎手（19戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で笹田知宏騎手（20戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で笹田知宏騎手（21戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で笹田知宏騎手（22戦3勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で笹田知宏騎手（23戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた33戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で笹田知宏騎手（24戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で笹田知宏騎手（25戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマジックボックスを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月31日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は27戦連続で笹田知宏騎手（26戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラムナスに9馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は28戦連続で笹田知宏騎手（27戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は29戦連続で笹田知宏騎手（28戦5勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は30戦連続で笹田知宏騎手（29戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6歳（2017年）

1月17日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は31戦連続で笹田知宏騎手（30戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグッドプリンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月3日、中5週で迎えた40戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は32戦連続で笹田知宏騎手（31戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のカマラードミノルに3馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月23日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は33戦連続で笹田知宏騎手（32戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は34戦連続で笹田知宏騎手（33戦6勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は35戦連続で笹田知宏騎手（34戦6勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。